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自宅で受ける訪問マッサージ、医療保険は使える?適用条件と費用をわかりやすく解説

コラム

自宅での療養生活を送るなかで、「マッサージを受けさせてあげたいけれど、通院が難しい」「継続的にケアを続けたい」と感じることはありませんか? そんなときに役立つのが、自宅まで専門職が来てくれる“訪問マッサージ”です。

「保険が使えるって聞いたけど、条件は?」「費用はどのくらいかかるの?」といった疑問を持つ方も多いかもしれません。この記事では、訪問マッサージに医療保険を利用するための条件や、対象となる症状、費用の目安までをわかりやすくまとめています。

ご家族のケアに悩む方や、介護を支える立場の方にとって、少しでも安心材料となれば幸いです。

ご家族の体調や通院の負担が気になっている方へ

自宅で受けられる訪問マッサージについて詳しく知りたい場合は、お気軽に皆んなの訪問リハビリマッサージまでご相談ください。

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1. 訪問マッサージ(宅マッサージ)とは?

訪問マッサージ(在宅マッサージ)は、高齢や病気、身体的な理由で外出が難しい方が、自宅で専門家によるマッサージを受けられるサービスです。この記事では、訪問マッサージについて、その定義、サービス内容、メリットについてわかりやすくお伝えします。

1-1. 訪問マッサージで受けられるサービス

訪問マッサージでは、主に以下のようなサービスが提供されます。

  • 関節可動域訓練: 関節の動きを良くし、拘縮を予防します。
  • マッサージ: 血行を促進し、筋肉の緊張を和らげ、痛みを緩和します。
  • 機能訓練: 身体機能の維持・改善を目指し、運動指導を行います。
  • 日常生活動作訓練: 食事や着替え、移動などの動作がスムーズに行えるようサポートします。

これらのサービスは、利用者の状態やニーズに合わせて、専門家によって提供されます。

1-2. 訪問マッサージのメリット

訪問マッサージには、以下のような多くのメリットがあります。

  • 自宅で受けられる: 通院の負担がなく、リラックスした状態で施術を受けられます。
  • 専門家による施術: 経験豊富な施術者から、質の高いマッサージを受けられます。
  • 身体機能の維持・改善: 定期的な施術と機能訓練により、身体機能の維持・改善が期待できます。
  • 精神的な安心感: 慣れ親しんだ自宅で施術を受けることで、精神的な安心感を得られます。
  • 家族の負担軽減: 通院の付き添いや送迎の負担を軽減できます。

これらのメリットから、訪問マッサージは、自宅療養をされている方々にとって、非常に有効な選択肢と言えるでしょう。

2. 訪問マッサージに医療保険が適用される条件

2-1. 医療保険適用対象となる疾患

訪問マッサージの医療保険適用は、特定の疾患が対象となります。基本的には、筋麻痺や関節拘縮、脳血管疾患の後遺症、そのほか医療上マッサージが必要とされる状態の方が該当します。

たとえば、脳梗塞や脳出血の後遺症で麻痺や関節の動きが悪くなった方、パーキンソン病や脊髄損傷などで寝たきりになっている方などが対象です。こういった疾患により、自力での移動が難しく、医師がマッサージを必要と認めた場合、医療保険が適用されることがあります。

2-2. 医師の同意書について

医療保険を使って訪問マッサージを受けるには、医師の同意書が欠かせません。これは、医師が患者さんの状態を確認し、訪問マッサージが必要だと判断したことを証明する書類です。

同意書には、患者さんの病名や状態、マッサージの必要性、施術の頻度などが記載されます。訪問マッサージを受ける前に、かかりつけ医に相談し、同意書の発行をお願いする必要があります。発行には診察料がかかることもあるため、事前に確認しておくと安心です。

また、施術者はこの同意書をもとに内容を確認し、それに沿った施術を行っていきます。

皆んなの訪問リハビリマッサージでは、医師と提携しているため、訪問マッサージサービスの開始の際、同意書の取得を代行して行っています。

手続きに不安のあるご家族の方も、安心してご利用いただけます。

3.医療保険適用時の費用と自己負担額

3-1. 費用の内訳

訪問マッサージの費用は、施術の内容や時間、利用者の身体状態などによって異なります。一般的には、施術料に加えて、出張費やその他のサービス料が含まれることがあります。

医療保険が適用される場合の自己負担額は、年齢や所得により変わりますが、通常は1割から3割程度です。実際の金額については、訪問マッサージを提供している事業者に直接確認しておくと安心です。

3-2. 医療費控除について

訪問マッサージにかかった費用は、条件を満たせば医療費控除の対象になります。医療費控除とは、1年間に支払った医療費の合計が一定額を超えた場合に、所得税の還付や住民税の軽減が受けられる制度です。

この控除を受けるためには、確定申告が必要です。領収書は大切に保管し、必要な情報を記載した申告書を税務署に提出することになります。控除の金額は収入や支払った医療費の合計額によって異なりますが、制度を活用することで税金の負担が軽くなる可能性があります。

4. 介護保険との関係

介護保険と訪問マッサージは、それぞれ異なる制度ですが、高齢者の健康と暮らしを支えるための重要な手段です。必要に応じて連携しながら活用することで、より良いケアが期待できます。

訪問マッサージは、介護保険ではなく医療保険が適用されるサービスです。そのため、同一の内容で介護保険サービスと訪問マッサージは、原則併用することはできません。ここでは、両制度の違いと利用時の注意点について整理します。

4-1. 介護保険とは

介護保険は、要介護・要支援認定を受けた高齢者が、自立した生活を続けられるよう支援するための制度です。訪問介護、通所介護(デイサービス)、短期入所生活介護(ショートステイ)など、生活支援や介助を目的としたサービスが提供されます。これらは市区町村に申請し、ケアマネジャーと一緒にケアプランを作成して利用します。

4-2. 訪問マッサージと介護保険の違い

訪問マッサージは医療保険の対象です。対象となるのは、医師の同意書があり、筋麻痺や関節拘縮などの症状を持つ方で、外出が難しく自宅での施術が必要な方です。医師が「医療上マッサージが必要」と判断した場合に限り、保険適用が認められます。

一方で、介護保険は、要介護や要支援の認定を受けた方が、日常生活を送るうえで必要な支援を受けるための制度です。訪問介護やデイサービス、ショートステイなど、生活面のサポートを中心としたサービスが提供されます。

つまり、訪問マッサージは医療的な必要性に基づくサービスであり、身体機能の維持・改善を目的とした施術が中心です。それに対し、介護保険サービスは生活の質を保つための支援が主な目的となっています。どちらの制度も高齢者や身体に不自由のある方の生活を支えるものですが、仕組みも目的も異なるため、同じ内容を重複して受けることは原則できません

4-3. 利用時の注意点

訪問マッサージを利用する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 同一の目的・内容での併用は不可 たとえば、関節の動きを改善する目的で訪問マッサージを受けている場合、同じ目的でのリハビリや介助を介護保険で同時に受けることはできません。
  • 必要に応じた制度の使い分けが重要 介護保険では日常生活のサポート、医療保険では身体機能の回復や維持といったように、目的や支援内容に応じて制度を使い分ける必要があります。
  • ケアマネジャーとの連携を図る 介護保険を利用している場合は、ケアマネジャーに医療保険による訪問マッサージを受けたい旨を伝えておくと、スケジュール調整や他のサービスとのバランスが取りやすくなります。

5. 訪問マッサージ事業者の選び方

5-1. 事業者の選び方のポイント

訪問マッサージを安心して受けるためには、信頼できる事業者を選ぶことが大切です。以下の点をチェックしましょう。

  • 国家資格を持った施術者が在籍しているか  「あん摩マッサージ指圧師」などの国家資格者が対応しているかを確認します。これは、施術の質と安全性を保証するために重要なポイントです。
  • 料金体系が明確かどうか  基本料金、出張費、追加料金などが明確に提示されているか確認し、不明点があれば事前に質問しておきましょう。
  • 訪問可能エリアと時間帯  自宅の住所が訪問可能範囲に入っているか、希望する時間帯に対応しているかも重要な判断基準です。
  • 口コミや評判を確認する  インターネットのレビューや、利用者の声を参考にすることで、事業者の対応や施術者の人柄が見えてきます。

5-2. 信頼できる事業者の見つけ方

信頼性の高い事業者を見つけるには、以下の方法がおすすめです。

  • かかりつけ医やケアマネジャーに相談する  医療や介護の専門家は、地域の事業者情報を持っていることが多く、信頼できる紹介が受けられます。
  • インターネットで情報収集する  「訪問マッサージ+地域名」で検索し、事業者の公式サイトでサービス内容や施術者のプロフィール、料金などを確認しましょう。
  • 複数の事業者を比較検討する  候補をいくつかピックアップし、それぞれの対応や説明内容を比較することで、納得のいく選択ができます。
  • 無料体験や相談会を活用する  初回無料体験や訪問前の説明を実施している事業者であれば、実際の雰囲気や施術者との相性を確認できます。

6. 訪問マッサージの利用方法

6-1. 利用開始までの流れ

訪問マッサージの利用を開始するまでの流れは、以下の通りです。

  1. 相談・問い合わせ: まずは、訪問マッサージ事業者へ電話やインターネットを通じて問い合わせを行います。ご自身の状況や希望するサービスについて相談し、疑問点を解消します。多くの事業者は、無料相談や体験サービスを提供しています。
  2. 訪問・説明: 事業者が自宅を訪問し、詳しい説明を行います。施術内容や料金、保険適用の可否などについて詳しく説明を受けます。また、ご自身の健康状態や既往歴などを伝え、適切な施術プランを相談します。
  3. 医師の同意書の取得: 医療保険を適用する場合は、かかりつけ医に相談し、訪問マッサージの必要性を認める「同意書」を発行してもらいます。同意書の発行には、診察料がかかる場合があります。
  4. 契約: 施術内容や料金、訪問スケジュールなどに納得したら、事業者と契約を結びます。契約内容をよく確認し、不明な点があれば事前に確認しておくと安心です。
  5. 施術開始: 契約後、訪問マッサージの施術が開始されます。施術者は、医師の同意書に基づき、適切な施術を行います。

6-2. 必要な書類

訪問マッサージを利用する際には、いくつかの書類が必要となります。

  • 医師の同意書: 医療保険を適用する場合、医師が発行した同意書が必須です。同意書には、患者様の病名、状態、マッサージの必要性、施術の頻度などが記載されます。
  • 保険証: 医療保険を利用する場合は、保険証が必要です。施術の際に提示し、自己負担額を確認します。
  • 印鑑: 契約時に、印鑑が必要となる場合があります。事前に確認しておくと、スムーズに進めることができます。
  • その他: 事業者によっては、問診票や同意書など、その他の書類が必要となる場合があります。

7. 訪問マッサージを利用する上での注意点

7-1. 注意点

訪問マッサージを受けるにあたって、いくつかの点に気をつけておくと安心です。まず、施術を受ける方の症状や状態によっては、医療保険が使えないケースもあります。たとえば、病状がすでに安定していて医師がマッサージを必要と認めていない場合には、費用が全額自己負担になることがあります。

また、施術を担当する方の技術や経験にも差があります。施術を依頼する前に、事業者のホームページや紹介資料などを通して、どんな施術者が在籍しているのか確認しておくと安心につながります。

施術を安全に受けるためには、体調や持病、アレルギーなどの情報を正確に伝えておくことも大切です。こうした情報があれば、施術者が無理のない方法を選び、身体への負担が少ない形で対応しやすくなります。

7-2. よくある質問

訪問マッサージに関して、利用を検討している方から寄せられる質問の中から、よくあるものをいくつか紹介します。

Q. どんな人が訪問マッサージを受けられるの?

A.歩行が困難な方や、寝たきりの状態で通院が難しい方が対象です。医師による同意が必要となるため、かかりつけ医への相談が出発点になります。

Q. 料金はどれくらい?

A.医療保険が使える場合、自己負担は1〜3割の範囲に収まることがほとんどです。ただし、保険が使えない場合は全額自己負担となるため、事前の確認が大切です。料金の詳細は、利用を検討している事業者へ直接問い合わせると安心です。

Q. どんな服装が適しているの?

A.施術を受ける際は、締め付けがなく、リラックスできる服装が好ましいです。動きやすい部屋着などを選ばれる方も多くいらっしゃいます。必要であれば、着替えの補助も行っています。

8. まとめ:訪問マッサージを賢く利用して、快適な生活を

ここまで、訪問マッサージの概要や医療保険の適用条件、費用の仕組み、介護保険との関係、事業者選び、利用までの流れ、注意点などについて紹介してきました。

医療保険の仕組みはやや複雑に感じるかもしれませんが、信頼できる医師や事業者と相談を重ねていくことで、不安を取り除きながら進めていくことができます。

ご自身やご家族の体調にあわせて、訪問マッサージという選択肢が生活を少しでも快適にする助けになれば幸いです。

訪問マッサージを安心して利用するために、正しい情報を知ることが第一歩です。

ご不明点や導入に関するご相談は、皆んなの訪問リハビリマッサージまでお気軽にお問い合わせください。

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